2018年7月14日土曜日

【2018/7/11】 (続続々)シチュエーションブートキャンプ

大雨から明けて劇団わんの高槻ラボ。

雨の影響をシェアしつつ。
今日も身体ワークから。

二人で目を見つめ合って、お互いを感じながら動きます。真似っこでもミラーでもありません。ただお互いを感じつつ(無視せず)お互いで動きます。
もう長らくやってきましたが、かなり感覚的になってきた感じがします。

頭で考えるというかは、ただ目の前の人に反応するこのワーク。

「舞台に立つ」ということの訓練です。
舞台は「嘘」です。お客さんもそれはわかっていますし、役者もわかっていますが。
舞台に立っている役者は「嘘」をついてはいけません。
舞台上では常に役者は「本当」の身体でいなければなりません。
それは頭で考えてセリフを言ったり、頭で考えて動くことではありません。

本当にその場で「感じている」状態が嘘のない状態です。




さて次に前回うまく行かなかった「シチュエーションブートキャンプ」
今回も駅をみんなで作ります。

今回はみんなちゃんとデッサンを行ってきました。
前回は人を大雑把に捉えてそれをお芝居していましたが、今回は違います。
それぞれの視点がちゃんとお芝居に反映されていました。

表現(アート)にはその視点が有ることが条件です。

その観察力が試されます。

2018年7月7日土曜日

【2018/7/4】(続々)シチュエーションブートキャンプ


さぁ今回も前回に引き続き、

全員で一つのシュチュエーションを作ります。

今回のテーマは駅です。さっそく発表ですが。
ちょっとうまく行っていませんでした。

デッサンの筆先が雑と言った印象です。
緻密に描かれたというかは、クレヨンでざっと描かれた絵のようです。

それは誰の目から見てもデッサン不足です。
イメージだけでやられたお芝居は細部が雑です。
もちろんイメージも必要になってきますが、そのイメージを助けるのは実際の観察です。

細部が雑だと、大まかにはリアルに見えますが、「リアル風」です。
リアルに見えるかどうかは、舞台上で消えてしまいがちな、人が日々生活してる中での細かなノイズです。

それは実際に鋭い視点で人を見ていないとなかなか気づけないものです。

次回もう一度リベンジ!

2018年7月1日日曜日

【2018/6/27】(続)シュチュエーションブートキャンプ

大阪府北部地震の影響で先週のラボは急遽休講となりましたが、本日無事に開講が出来て、メンバーの皆さんのお顔を見ることが出来て、ホッとしました。

【身体ワーク】
二人ペアになって、お互いの手のひらを合わせます。どちらかがリーダーになり、リーダーが手のひらを下側にして、もう一人は上に乗せます。お互いの目を見ながら、リーダーが誘導して動いていきます。
お互いが「繋がっている」ことを感じるワークです。その日の体調や相手によってもかなり違う感覚になります。
今回は先週休講だったので、感覚を取り戻すためにじっくり丁寧に取り組みました。
1回目はお互いに探りあったり距離感がありましたが、2回目は明らかに空気が変わり、相手や周りに対しても敏感に繊細に感じているのが伝わってきました。
ラボの時間の前までは仕事をしたり、お互いに違う生活の時間を過ごしているので、なかなかお芝居をする身体になっていないと思います。
このワークを通して、相手や周りをきちんと認識して敏感になる「感覚」を掴んでもらえたらと思います。この「感覚」がお芝居をつくる「空気」に変化していきます。

【(続)シュチュエーションブートキャンプ】
前回に引き続き、セミパブリックな場所をチームごとにつくりました。
場所は「銭湯」と「図書館」。
それぞれの場所にどんな人がいるのか?を思い出しながら、「あるあるを探す」稽古を各チームで行いました。




発表を終えてのメンバーの皆さんの感想では「よくわからなかった」「銭湯の湯船の温度が伝わってきた」「各自がリアルにやっていた」という意見がありました。

柳沼からは、
・何かやろうと演技をしていた。以前に取り組んだ駅前の人物デッサンと時と違う。
・もっと観察が必要
・芸の域に達する(より深めていく)には、描こうとしている人のおかしみや細かいエラーに視点を置く。例えば、銭湯の鏡前で化粧水をたたく人はどこを重点的に保水しているのか?身体を洗うのはどこから洗うのか?など。その人物特有のこだわりや目線が必要。
・子どもの遊びの延長線上で考えてみて。
と、指摘がありました。

「神々は細部に宿る」と言います。まずはそのまま忠実に人物を再現するところから始めてみてください。その後、その人物の何が気になったのか?おかしみを感じたのか?を探ってみてください。その気になったポイントが各自の表現に繋がっていきます。

次回は「駅」。チーム共通の場所で再チャレンジです。
芸の域(より深めて)に達した発表を期待しています!



2018年6月19日火曜日

【2018/6/13】シチェーションブートキャンプ

前回、いくつかのルールに沿って作品を「作る」稽古をしました。



即興でやらねばならないこと、考えなければならないことが多いので
少し難しいワークだったかもしれませんが。

今回は少しシンプルにセミパブリック(完全に公共ではない場所)を皆で作ります。
(シチュエーションブートキャンプと命名!)

選ばれた場所は、銭湯と図書館です。

やってみると
体を洗うなどの行為から銭湯、本を読んでる姿から場所は理解できますが。
リアルに再現するのが目的です。

行動をただ再現するのではなく、その場所の「居方」も考えます。銭湯だったらなんとなく周りの状況を見るし、あけっぴろげな雰囲気があると思います。

周りの人に喋ったりついついなにかしようとしてしまいがちですが。
普通あんまりしません。

普段を思い出してみましょう。前にデッサンをやったように細かな部分を思い出していきます。

それぞれ「あるある」と思う場所と「ないない」と思う場所を見つけるのが重要です。

周囲への想像力がためされます。

2018年6月9日土曜日

【2018/6/6】皆で一つのものを作る2

今回も柳沼に引き続き、烏丸ストロークロックの阪本が代講です。

前回は皆で状況を共有してエレベーターに乗り込むというワンシーンをやりましたが、

今回はもう少し複雑です。

・場所は病院の待合室
・同じサークルのメンバー
・その一人が事故にあって手術中

というざっくりな設定がまずあります。

以下話の流れもざっと決まっています。
①何人かが心配そうに話をしている
②そこに他の誰かが入ってきて問題が明らかになる。患者のことを忘れて、話題が別の方に行く
③別の人が入ってきて患者が危ないので輸血の必要があることがわかる
④何人かが退場。残された人たちが気まずい中で会話を続ける。

というものです。

今回は与えられた時間でこれをメンバーを2チームに分けてで話し合って立ち上げます。
舞台の形や、書かれていないところは自由に作っても大丈夫です。

最後まで話しを作り上げることに集中しがちですが、集団で話し合いながらお芝居を作るエクササイズです。



大まかには「舞台となる待合室」「ストーリー」「状況」の3つを話し合う必要があると思うのですが、細かに細かに話し合いを続けると、どんどん時間が過ぎていってしまい、さらに腰もどんどん重くなっていくので、ササッと決めたら立って試す。
試しながら身体に状況等を落とし込みつつ、問題点はまた話合いを繰り返すほうがいいように思えます。お芝居は頭だけでは作れません、身体を伴っていないといけません。

バタバタですが立ち上がったお芝居は良い点も悪い点もあったと思いますが、これを何度も重ねていくのがお芝居づくりの基本です。

話し合い→立ち上げる→話し合い→立ち上げる
の繰り返しです。

2018年6月5日火曜日

【2018/5/30】皆で一つのものを作る

劇団わんの稽古、
今回と次回は烏丸ストロークロックの阪本麻紀が代講でお送りします。

さて間もなく公演に向けたクリエーションに入っていきますが。
その前に何を大切にするかポイントを抑えつつ、全員で一つのシチュエーションを作ってみます。

テーマは「エレベーターに乗り込む」

ただエレベーターに集まってきて乗り込む。
これをいかにリアルに違和感なくまずはお芝居できるかを何度も試します。

最初はエレベーターのサイズがおかしかったり、壁から明らかにはみ出ていたり
違和感が大いにありましたが、

実際に高槻現代劇場に有るエレベーターを確認してみたり、
普段乗ってるときはどういう感じになっているかを思い出してみたり、

それぞれのイメージをすり合わせてやってみると、どんどんとリアルなエレベーターがそこに立ち現れます。

そこにそれぞれの状態、急いでる、お腹が痛い、暑い、寒いなどを盛り込み、
そのそれぞれの変化にそれぞれ反応して、お芝居の世界で「生きている状態」を作っていきます。


最終的に出来上がったエレベーターはかなり日常の風景に近いものが出来上がりました。

演劇はリアルにやることだけでは成立しませんが、リアルをすっ飛ばしても成立しません。お芝居の芯になる部分を皆で共有するがまずは大事なのです。

2018年5月28日月曜日

【2018/5/23】劇団名決定

今日も談ずる、高槻アクターズラボ。

※写真は先週の親睦会をかねての居酒屋での団体名会議の様子。


今まで色々と話してきた延長線上で、劇団名も決めました。
メンバー全員からかなりの数の意見が上がりました。

一時は決めるのが困難なほど議論が行き詰まりました。

ですが、柳沼は手を下しません。
集団性を育むためにも自分たちで決めることに意味があります。

全員の意見を大事にしていては前に進みませんし。堂々巡りの繰り返し。

時には声を大にして言いたいことを言わねばなりません。
他人の案を批評しなければいけません。

何度も書いていますが、作品を作るのはそういうことの積み重ねです。

「ここで重要なのは皆さんが怒らず拗ねず、放棄せず、自分の主張を他人に伝えること」

と柳沼はいいます。

一時は膠着し、悪い雰囲気にもなりました。

そして退館時間を過ぎて決まったその名は



        劇団 わん

です。よろしくおねがいします。