2018年2月14日水曜日

【2018/1/10】愛するひとについて 3回目

『愛する人について』3回目。
前回、自分が聞いた愛する人についての話の中で、特に印象に残ったところを抽出して、3分間喋ります。においや音、肌触り、五感のイメージを膨らませ、情報が足りないところは嘘を交ぜながら、自分の印象をイメージとして立ち上げる作業です。
一通り、みなさんの発表が終わったあと、柳沼からのフィードバック。うまくいったところも、いかなかったところもそれぞれにありました。

イメージを身体を使って伝える時に、普段から自然とやっているのが身振り手振りです。これはイメージが身体に降りてくるという、俳優にとって重要な要素でもあります。この身振りを大きく二つにわけると、「具体的にその形や動作、状況を示すこと」「イメージに基づく、無意味な動き」の2種類があります。その活用は状況によっても異なりますが、どのような身振り手振りが、聞き手、観客のイメージを膨らませるためにより効果的なのでしょう。この日の話の中では、話していることと、身振りが同じものを表していると、聞き手の想像力が働きにくいというポイントがあがりました。つまり、単にディテールを説明するのではなく、一見無意味な動きであっても、それがイメージに基づいているのであれば、言葉で補うことで聞き手の想像力に働きかけられるということです。