2018年7月28日土曜日

【2017/7/25】作品に向けて

7月最後の劇団わんのワーク。

先日作品のことも決まり、ここからいよいよ作品づくりが始まります。

【一緒に動くワーク】
     
ずっと続けていた、お互いで感じあって動くワーク。
今までは二人、または三人で行ってきましたが、今日は全員で行ってみます。
少人数と違って「お互い」ではなくもっと周囲に感覚を広げます。
舞台上にいる誰かに敏感に反応していきます。「はやさ」「長さ」「距離」「フロアパターン」「まね」「反応」が実はこの今までやってきたワークの要素でした。
それをまず分けて実施してそのあっとそれを「全部同時」に行います。
全員だと難しいと感じがちですが、あまり頭で考えないで直感的に周囲に反応します。
この全員を感じあってる、反応しあえる状態が舞台上に必要に状態です。

【作品について】
そして作品づくり開始です。まずはデッサンの作業と同じく。あるものについてやってみます。一体これは?

2018年7月25日水曜日

【2018/7/18】いよいよ11月公演に向けて作品創りスタート!

いよいよ11月公演に向けての作品創りが本格的にスタートしました。

まずは作品のタイトルが決定しました!
『西川高校西棟三階西日直射西角教室』



メンバーからどよめきが(笑)
どんな話になるのか非常に楽しみなタイトルです。

次に作品のタイトルから連想することを自由に話し合いました。
今回の作品は柳沼が書いてきた脚本を上演するのではなく、メンバーの皆さんと一緒に話し合いしながら一緒に創り、立ち上げていきます。



なので、皆さんの一挙手一投足が形になり、作品に繋がっていきます。
「受け身」ではなく、どんどん意見やアイデアを放り込んでいきましょう。
いろんな立場の人の考えや見方が作品を豊かにしていきます。

次回は、作品に登場する人物たちを各自で考えて立ち上げてみます!

2018年7月14日土曜日

【2018/7/11】 (続続々)シチュエーションブートキャンプ

大雨から明けて劇団わんの高槻ラボ。

雨の影響をシェアしつつ。
今日も身体ワークから。

二人で目を見つめ合って、お互いを感じながら動きます。真似っこでもミラーでもありません。ただお互いを感じつつ(無視せず)お互いで動きます。
もう長らくやってきましたが、かなり感覚的になってきた感じがします。

頭で考えるというかは、ただ目の前の人に反応するこのワーク。

「舞台に立つ」ということの訓練です。
舞台は「嘘」です。お客さんもそれはわかっていますし、役者もわかっていますが。
舞台に立っている役者は「嘘」をついてはいけません。
舞台上では常に役者は「本当」の身体でいなければなりません。
それは頭で考えてセリフを言ったり、頭で考えて動くことではありません。

本当にその場で「感じている」状態が嘘のない状態です。




さて次に前回うまく行かなかった「シチュエーションブートキャンプ」
今回も駅をみんなで作ります。

今回はみんなちゃんとデッサンを行ってきました。
前回は人を大雑把に捉えてそれをお芝居していましたが、今回は違います。
それぞれの視点がちゃんとお芝居に反映されていました。

表現(アート)にはその視点が有ることが条件です。

その観察力が試されます。

2018年7月7日土曜日

【2018/7/4】(続々)シチュエーションブートキャンプ


さぁ今回も前回に引き続き、

全員で一つのシュチュエーションを作ります。

今回のテーマは駅です。さっそく発表ですが。
ちょっとうまく行っていませんでした。

デッサンの筆先が雑と言った印象です。
緻密に描かれたというかは、クレヨンでざっと描かれた絵のようです。

それは誰の目から見てもデッサン不足です。
イメージだけでやられたお芝居は細部が雑です。
もちろんイメージも必要になってきますが、そのイメージを助けるのは実際の観察です。

細部が雑だと、大まかにはリアルに見えますが、「リアル風」です。
リアルに見えるかどうかは、舞台上で消えてしまいがちな、人が日々生活してる中での細かなノイズです。

それは実際に鋭い視点で人を見ていないとなかなか気づけないものです。

次回もう一度リベンジ!

2018年7月1日日曜日

【2018/6/27】(続)シュチュエーションブートキャンプ

大阪府北部地震の影響で先週のラボは急遽休講となりましたが、本日無事に開講が出来て、メンバーの皆さんのお顔を見ることが出来て、ホッとしました。

【身体ワーク】
二人ペアになって、お互いの手のひらを合わせます。どちらかがリーダーになり、リーダーが手のひらを下側にして、もう一人は上に乗せます。お互いの目を見ながら、リーダーが誘導して動いていきます。
お互いが「繋がっている」ことを感じるワークです。その日の体調や相手によってもかなり違う感覚になります。
今回は先週休講だったので、感覚を取り戻すためにじっくり丁寧に取り組みました。
1回目はお互いに探りあったり距離感がありましたが、2回目は明らかに空気が変わり、相手や周りに対しても敏感に繊細に感じているのが伝わってきました。
ラボの時間の前までは仕事をしたり、お互いに違う生活の時間を過ごしているので、なかなかお芝居をする身体になっていないと思います。
このワークを通して、相手や周りをきちんと認識して敏感になる「感覚」を掴んでもらえたらと思います。この「感覚」がお芝居をつくる「空気」に変化していきます。

【(続)シュチュエーションブートキャンプ】
前回に引き続き、セミパブリックな場所をチームごとにつくりました。
場所は「銭湯」と「図書館」。
それぞれの場所にどんな人がいるのか?を思い出しながら、「あるあるを探す」稽古を各チームで行いました。




発表を終えてのメンバーの皆さんの感想では「よくわからなかった」「銭湯の湯船の温度が伝わってきた」「各自がリアルにやっていた」という意見がありました。

柳沼からは、
・何かやろうと演技をしていた。以前に取り組んだ駅前の人物デッサンと時と違う。
・もっと観察が必要
・芸の域に達する(より深めていく)には、描こうとしている人のおかしみや細かいエラーに視点を置く。例えば、銭湯の鏡前で化粧水をたたく人はどこを重点的に保水しているのか?身体を洗うのはどこから洗うのか?など。その人物特有のこだわりや目線が必要。
・子どもの遊びの延長線上で考えてみて。
と、指摘がありました。

「神々は細部に宿る」と言います。まずはそのまま忠実に人物を再現するところから始めてみてください。その後、その人物の何が気になったのか?おかしみを感じたのか?を探ってみてください。その気になったポイントが各自の表現に繋がっていきます。

次回は「駅」。チーム共通の場所で再チャレンジです。
芸の域(より深めて)に達した発表を期待しています!