2018年7月1日日曜日

【2018/6/27】(続)シュチュエーションブートキャンプ

大阪府北部地震の影響で先週のラボは急遽休講となりましたが、本日無事に開講が出来て、メンバーの皆さんのお顔を見ることが出来て、ホッとしました。

【身体ワーク】
二人ペアになって、お互いの手のひらを合わせます。どちらかがリーダーになり、リーダーが手のひらを下側にして、もう一人は上に乗せます。お互いの目を見ながら、リーダーが誘導して動いていきます。
お互いが「繋がっている」ことを感じるワークです。その日の体調や相手によってもかなり違う感覚になります。
今回は先週休講だったので、感覚を取り戻すためにじっくり丁寧に取り組みました。
1回目はお互いに探りあったり距離感がありましたが、2回目は明らかに空気が変わり、相手や周りに対しても敏感に繊細に感じているのが伝わってきました。
ラボの時間の前までは仕事をしたり、お互いに違う生活の時間を過ごしているので、なかなかお芝居をする身体になっていないと思います。
このワークを通して、相手や周りをきちんと認識して敏感になる「感覚」を掴んでもらえたらと思います。この「感覚」がお芝居をつくる「空気」に変化していきます。

【(続)シュチュエーションブートキャンプ】
前回に引き続き、セミパブリックな場所をチームごとにつくりました。
場所は「銭湯」と「図書館」。
それぞれの場所にどんな人がいるのか?を思い出しながら、「あるあるを探す」稽古を各チームで行いました。




発表を終えてのメンバーの皆さんの感想では「よくわからなかった」「銭湯の湯船の温度が伝わってきた」「各自がリアルにやっていた」という意見がありました。

柳沼からは、
・何かやろうと演技をしていた。以前に取り組んだ駅前の人物デッサンと時と違う。
・もっと観察が必要
・芸の域に達する(より深めていく)には、描こうとしている人のおかしみや細かいエラーに視点を置く。例えば、銭湯の鏡前で化粧水をたたく人はどこを重点的に保水しているのか?身体を洗うのはどこから洗うのか?など。その人物特有のこだわりや目線が必要。
・子どもの遊びの延長線上で考えてみて。
と、指摘がありました。

「神々は細部に宿る」と言います。まずはそのまま忠実に人物を再現するところから始めてみてください。その後、その人物の何が気になったのか?おかしみを感じたのか?を探ってみてください。その気になったポイントが各自の表現に繋がっていきます。

次回は「駅」。チーム共通の場所で再チャレンジです。
芸の域(より深めて)に達した発表を期待しています!



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