2018年9月30日日曜日

【2018/9/26】作品稽古

作品の冒頭部分の稽古をしています。
柳沼が書いたテキストを元にいろんなパターンを試しています。

最近、柳沼が興味を持っている「ポリフォニック」(多層的・重層的な)をテーマに、どの人とどの人との声の重なりが心地良いかなど、ペアを替えながら模索中。
俳優が変わることによって、同じテキストでも全く違うように伝わってきたり、ハーモニーが生まれます。


稽古の終盤ではスタッフワークについても話をしました。
今回の作品ではメンバーの皆さんは俳優以外に、
スタッフ(衣装・小道具・舞台美術・広報)も担当しながら作品を創っています。
作品の輪郭がぐぐっと見えてきました。
何度も言いますが「神は細部に宿る」!
皆さんの手が加わった分だけ、作品に力が生まれてきます。


2018年9月26日水曜日

【2018/9/24】稽古がどんどん進んでいます!

アップの時間に毎回実施している「棒」ワークですが、
二人組から三人組にバージョンUPしました!
二人の時よりもさらに「出す」「受ける」をはっきり相手に伝える必要が出てきます。
大きく「出す」と大きく「受ける」ことになるので、身体の可動域がどんどん広がっていきます。
最初の頃に比べて、皆さんかなり身体がよく動くようになってきました!



作品の稽古では、エチュード創作に向けての稽古をしました。
(※作品の内容に関わるので具体的にどんな稽古をしたかは掲載出来ず申し訳ありません)
今後の稽古でも、本日のように「どうしたらうまくいくのか?」「今のはいい感じだった!」など、お互いに遠慮せずにああだこうだ言いながら、稽古することがとても大事になってきます。



2018年9月23日日曜日

【2018/9/19】取材、そしてテキストを読む

昼間に、作品の舞台となる「とある場所」へ取材に行きました。
烏丸ストロークロックの作品製作では毎回舞台となる場所へ足を運びます。
書籍や映像を調べたりすることももちろん必要なのですが、
参加メンバー全員が一つ場所の景色・空気感・温度・その場所にいる人々の佇まいなどを共有することで、より強固な世界観を創ることが出来ます。
そろぞれが感じたり見たりしたことは直接作品の表側に出てこないかもしれませんが、作品の世界観をしっかりと支えることになります。

夜は冒頭部分のテキストを読み合わせしました。
「冒頭5分でお客さんを作品の世界に引き込みたい」と柳沼も意気込んでいます。


さあ、これから本番まで、テキストが上がってきたり、エチュードで創作したり、衣装や小道具を揃えたり、宣伝をしたり、、怒涛のように続くと思いますが、一つ一つ丁寧に積み上げていきましょう!

2018年9月18日火曜日

【2018/9/17】身体を意識するワーク

今回は身体を意識するワークを行いました。
コーポリアルマイムという、フランスのエチエンヌ・ドゥクルーにより確立されたマイム(言葉を使わない演劇)メソッドの一つを試してみました。マリオネット(木の人形)のように身体を「頭」「首」「胸」「腹」「骨盤」「体重移動」に分け、メソッドに則った方向や角度に各パーツごとに動かしていくことで、彫刻のような立体を作り出していきます。


「椅子に座る」という動きを分解してみました。
何度も何度も自分で試しながら、動きを細分化していきます。
すると、自ずと手の先まで神経が行き渡るようになりました。

2チームに分けて、お互いの動きを見合いっこしました。
ワークをする前の何も意識しないで椅子に座るのと、ワーク後に分解して意識化した上で椅子に座るのとでは明らかに違いが見えました。
意味のない動きがなく、美しい身体がありました。

周りの景色や環境が変わると身体が変わる。
身体が変わると人間の感情が変わる。
常に人間は何かに影響されています。
お芝居をする時も同じです。
相手役や周りのことにただただ反応し続けることが、生き生きとした舞台をつくる上で必要になってきます。

2018年9月17日月曜日

【2018/9/12】エチュード⑥

エチュード6回目。
即興でシーンを創っていますが、演出からの細かな行動や指示が増えてきました。


一つ何か新しいことが増えて、そのことに集中してしまうと、一気に前提となっている周りの景色や状況がおろそかになってしまいます。
これを舞台上でやることはなかなか難しいことです。
ですが、普段人間が日常生活を送っているときは自然に出来ていることでもあります。いろんなことに意識が移ろいでいったり、興味を持ったりします。
客観的に見ていると一目瞭然なんですが、人間の行動としてちょっとおかしいなあと思うと、途端に舞台上の世界観に「?」と違和感を感じてしまいます。
なので、お芝居をしていて迷ったときは「ほんまやったらどうするかな?」「人としてやる行動かな?」という視点に立ち返ると、いろいろ見えてくることが多いです。

次回はどのようなシーンになっているかをチームに分かれてお互いに見合いっこをして、客観的な視点を持つ稽古をしてみます。


2018年9月11日火曜日

【2018/9/10】エピソードを話す

今回は、エチュードでの創作を進めていくにあたり、あるテーマに基づいて、自分の体験談を話すことをしました。心が動いたときのエピソード。「うんうん、あったあった!」と話がわかるんだけど、ステレオタイプではない話がたくさん出てきました。年齢もバラバラのメンバーなので、体験談に出てくる「価値観」がそれぞれの時代を反映していて面白かったです。このエピソードがどのように作品になっていくのか楽しみです!


稽古終わりに集合写真を撮りました。
11月の本番まで頑張るぞ!と気合いを込めて。

劇団わんのTwitterとFacebookページがあります。
これからどんどん更新していくので、よければチェックしてみてください!

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2018年9月7日金曜日

【2018/9/5】エチュード⑤

8月に入ってから続けている棒のワーク。
お互いのエネルギーを渡しては受けて渡しては受けてを繰り返しながら、自分の身体の可動領域を広げていきます。
稽古の直前までお仕事や生活があり、皆さんそれぞれの時間を過ごして稽古場にやってくることになるのですが、このワークに集中する時間を持つことで、自然と稽古に入っていく身体や意識が向かうようになりました。



エチュードは5回目です。
今回は「場」の中に役割を持つ人を一人おいてエチュードをやってみました。
違う役割を持つ人との関わり方が、劇的になったり誇張したりせず、自然にフラットなやり取りが生まれていてとても良かったです。
ですが、一人の人に意識が引っ張られがちになり、外(景色や光、ほかの人たち)への意識がなくなってしまいます。
自分が「何をやるか」「どう関わるか」に意識を向けてしまうと、すぐに外から見ていてわかるので、その「場」にいない人のようにお客さんからは見えてしまいます。なかなか難しいのですが、「場」に居続けながら、自分発信にならないように常に周りを受け続けることに次回はトライしていきましょう!

 

【2018/9/3】エチュード④

9月に入り、本日から本番まで週2回の稽古となります。
「体調管理も俳優の仕事」ですので、みなさん、くれぐれも気をつけていきましょう!

皆さんのデザインが反映されたチラシの表面が出来上がってきました。テンションが上がりますね。チラシの完成が楽しみです!


今回でエチュード4回目となります。
作品の輪郭が見えてきました!

前回よりも舞台上の世界の中に、「ただそこに居続ける」ことが出来ていました。
皆さんが舞台上で見ている景色の解像度が上がっていました。
普段生きていて、周りの景色が目に入ってきたり、人が近くにいたらその人を認識したりするのと同じような感覚で舞台上にいるように感じました。

皆さんは前回からどのような変化を感じたかはそれぞれだと思います。
あまりうまくいかなかったなあと思っている人もいるかもしれません。
俳優が「うまくいったかも」と思っていても、観ている側には「そうでもない」時が残念ながら多々あります。なので、外側からどう見えているのかを常に判断する人「演出する人」が必要になってきます。
作品はお客様に見てもらって成立するものです。「お客さんからはどう見えているのか?」「お客さんにはどう伝わっているのか?」を意識することも大切になってきます。