2018年11月8日木曜日

【2018/11/7】明日からいよいよ小屋入りです!


ラボ講座での稽古が全て終わりました!

この一年で大事にしてきた「個人個人の存在をちゃんと認識する」ということ。
身体のワークでも積み上げてきたことです。
作品のテーマにも関わってきます。
一年の間でお互いの関係性を築き、それぞれの生活や仕事や考え方を尊重しながら、創作してきました。その関係性や集団のあり方が作品に反映されていると思います。

魅力的な作品に仕上がってきました!

さあ、明日からいよいよ小屋入りです!
まだ稽古が足りていないシーンもありますが、まだまだ稽古する時間はあります。
時間があれば、お互いに声をかけあって台詞を合わせたり稽古していきましょう。
本番まで踏ん張っていい作品にしていきましょう!

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11/10(土)・11(日)両日とも、まだお席に余裕がございます。
ぜひご来場お待ちしております!

★公演情報とチケットご予約はこちら★
http://www.gekken.net/actorslabo/cn30/pg658.html


【2018/11/5】作品稽古10

今週末が本番となりました!
本日も発声練習のときからみなさんの気合いを感じました。


ラボ講座がない時の自主稽古の成果が出てきています。
シーンの空気感がぐっと高まっていますし、何よりもメンバーどうしで「このセリフの間にこういうやり取りをしよう」「このセリフを言うためには私が移動するわ」という会話が増えています。自分がセリフを発していない間の舞台上での立ち方やガヤの会話が、見ていても違和感なく成立してきました。
みなさんが生き生きと舞台上でお互いのやり取りに反応し続けて存在していると、やはり観る側にも伝わってきます。

ラボ講座での稽古は明後日の1回を残すのみとなり、焦ってくると思いますが、
今までずっと大事にしてきた、場の「空気感」「流れ」をつかむことを忘れずに、一つ一つ丁寧に本番まで稽古を重ねていきましょう!


2018年11月3日土曜日

【2018/10/31】作品稽古9

いつもより大きな部屋で稽古をしました。
小さな部屋では成立していた動きやセリフが、空間が広くなると「雑な」ことが目立つようになりました。



移動(立つ・座る・歩くなど)や触れる動きなど、明確な意思を持って一つ一つ丁寧にやるように意識していきましょう。
セリフについても同じで、舞台上にいる俳優どうしのやり取りをまずは成立させた上で、さらにお客さんに届ける意思を持つことが必要になってきます。

小屋入りまであと一週間!
体調に気をつけて、自主稽古も頑張っていきましょう!



★公演情報とチケットご予約はこちら★
http://www.gekken.net/actorslabo/cn30/pg658.html

【2018/10/29】作品稽古8

本日の稽古は、発声練習の時からみなさんの意気込みを感じました!!
意気揚々としていて、稽古場の雰囲気もですが、
舞台上に出てくる空気感もとても良かったです。


シーン稽古の時も、一人一人がそれぞれの感じ方を持って舞台上にいるので、
グラデーションが出来ており、見どころがたくさん出てきました。

メンバーどうしの話し合いも自然と増えてきました!




どんどん追加で台本が渡されていきますが、
セリフの順番を覚えるのではなく、自分が「何に反応しているのか」をつかむことができると、自然とシーンの流れが入ってきます。そうするとセリフを覚えるのも速くなります。

明日からは毎日自主稽古を重ねていきます。
この調子で本番までラストスパートです!

★公演情報とチケットご予約はこちら★
http://www.gekken.net/actorslabo/cn30/pg658.html

2018年10月25日木曜日

【2018/10/24】作品稽古7

今日は参加メンバーが少なく、会話のシーンの稽古が難しい状況になりました。
なかなか代役になってしまうと、本人とは感じが違うので戸惑ってしまい、そうなると、思うように台詞を発することが出来なくなったり、、。
まだがっちりとシーンの方向性が固まっていない状況なので、
代役の人に入ってもらった時に「なるほど!そういう受け取り方もあり!」「ああ、そうやってみると面白いのかも!」「これはやりにくいなあ」など、いろんな発見をすることが出来て、逆にシーンの可能性が広がることになるのではと思います。


昼と夜の寒暖差が激しく、体調不良の方が増えてきました。
本番が近づいてきたら毎晩タオルを巻いて寝たり、葛根湯とはちみつの飴を摂取して風邪と戦っています。ぜひ試してみてください!

【2018/10/22】作品稽古6

会話のシーンを重点的に稽古しました。
流れが把握できて、いざ舞台に立ってみると「んん?」と違和感が出てきました。
「誰に向かって話しているのか?」「誰の行動に反応しているのか?」などなど。
ここが明確になっていないとただ台詞を言っているだけになってしまいます。
そして台詞を発していないときも常に何かに(人の会話や景色や気になることなど)反応しています。
よくわからなくなった時は普段の日常を思い出します。シーンの設定に近い状況を思い出して、「自分だったらどうしているかな?」「そんな反応するかな?」と照らし合せて、違和感をなくしていきましょう。

稽古が終わってからも打ち合わせが長引いて帰りが遅くなってきました(笑)


2018年10月23日火曜日

【2018/10/17】作品稽古5

新しいシーンが追加されました。会話が中心のシーンです。
普段、日常で何気なくやり取りしている会話が、「文字」になると途端にぎこちなくなってしまいます。少し大袈裟になってしまいます。
だからと言って、日常的にし過ぎると「声が聞こえない」「やり取りが小さすぎてお客さんまで届かない」などのようなことが起きてしまいます。この絶妙な加減を俳優と演出は調整しています。俳優自身はなかなか外からどう見えているかわからないので演出が外側から判断して擦り合わせていきます。とても大事なことです。本番の会場によっては声の響きかたやお芝居の見え方が全く違うので、会場ごとに細やかな調整をします。
もう一つ大事なことがあります。台詞を話していないときの舞台上での佇まいです。
どうしても会話に集中しがちですが、日常では会話をしながら違う作業をしていたり、その場にいる全員が会話に注目していない時も多々あります。台詞を話していないときの振る舞いが非常に重要です。その人物がどんな人間性を持っているか、振る舞いからお客さんはいろいろと想像します。
まずは大まかな流れを整理して、台詞を入れましょう。台詞から解放されたら、自分がどのようにその場にいるのかを考えていきましょう。



2018年10月17日水曜日

【2018/10/13】本番の会場で稽古しました!

本番の会場にて稽古をしました!
舞台美術の配置や立ち位置を一つずつ確認。
柳沼自身も演出プランがより明確になったようです。


会場はいつもの稽古場と違って、とてもよく声が響いて気持ちがいいです。
ただ反響する反面、言葉が聞き取りにくいので、
よりはっきりと大きく発語する必要があることがわかりました。
大きな声で発語するだけになると「頑張って喋っているなあ」とお客さんに見られてしまい、お芝居の空気感も損なわれてしまいます。
ここが難しいポイントですが、はっきりと発語して、お客さんに届ける意識を持つだけで十分伝わり方が変わります。

稽古場よりも会場は高さも広さも大きくなるので、
お芝居で表現するエネルギーもぐっと上げないといけなくなってくると思います。
これから意識して稽古をしていきましょう!

2018年10月11日木曜日

【2018/10/10】チラシ出来ました!

チラシが完成しました!
このチラシのオモテ面の曼荼羅のデザインは、
なんと、メンバーの手書きによるものなのです!!
チラシをお手にとられたらぜひ目を凝らしてよく見てください。
ものすごく細かくて繊細なデザインなんです!

本日から配布します。
高槻現代劇場近くのお店などにも置かせていただく予定です。



本番までちょうどあと一ヶ月!
チケットご予約も承っております。
メンバー一同ご来場お待ちしております。


★★公演情報★★

高槻de演劇 秋のプログラム
劇研アクターズラボ+烏丸ストロークロック 劇団わん 第1回公演
『西川高校西棟三階西日直射西角教室』

■脚本・構成・演出:柳沼昭徳
■出演:池下香織、石田千都菜、上村けいこ、小林未怜、坂本由美、日髙知枝、竹内香織、AKKO

■日時
2018年11月10日(土)19:00・
11日(日)11:00/15:30
※開場は開演の30分前

■会場
高槻現代劇場 
305号室(〒569-0077 高槻市野見町2-33)

■アクセス
阪急京都線「高槻市駅」から徒歩5分
JR京都線「高槻駅」から徒歩12分
高槻市営バス「阪急高槻駅」から徒歩5分
京阪バス「阪急高槻」(京阪枚方発)から徒歩5分

■チケット料金(全席自由)
一般 1,800円
高槻文化友の会 1,500円
25才以下 1,000円
※チケット完売の場合、当日券は販売しません。

■チケット販売所・問い合わせ
劇団予約 WEB https://www.quartet-online.net/ticket/gekidanwan_1
高槻現代劇場 TEL 072-671-9999(10:00~17:00)
高槻現代劇場 WEB http://www.city.takatsuki.osaka.jp/bunka/theater/calender/1431.html

■劇団わん 問い合わせ先
MAIL gekidanwan@gmail.com
Twitter @gekidanwan
Facebook https://www.facebook.com/gekidanwan/

【2018/10/8】作品稽古4

シーンを何度も繰り返して稽古しています。

セリフがあり、流れも台本に書かれているのですが、
今までずっとやってきたエチュード(即興)での稽古が力を発揮する場面が出てきました。
夏の稽古期間中、エチュードでひたすら作品の土台となる「場」を創作してきました。
そこで培われてきたものが、みなさんの身体の中に自然と入っていて、シーンの中に存在しています。

セリフがあるシーンでも同様です。
・有機的に相手を受け続ける
・表層的につくりこまない
・いろんなことを感じながら「そこにいる」ことをし続ける


日常生活では当たり前にできていることがなかなか「演劇」となると難しい。
自意識が邪魔をしてしまいます。
セリフが邪魔をしてしまいます。

本番になるとさらにお客さんが入って緊張感が生まれてきますので、
どうしたら力まずにフラットに他人と向き合って居続けることが出来るのか、、。
その感覚を自分なりに稽古の中で掴んでいきましょう!

2018年10月8日月曜日

【2018/10/3】作品稽古3

ポリフォニック(多層的・重層的)に読むことに少しずつ慣れてきました。
新たな課題として「誰に向かって語っているのか?」「動機は何なのか?」ということが出てきました。
各自で捉え直して、再度読んでみました。すると、シーンの中に膨らみと豊かな関係性が見えてきました。舞台上にいる人物たちの関係性がはっきりしてくると、日常ではない非日常の世界が立ち上がってきます。


本番まであと一ヶ月少しになり、
本番前の劇場に入ってからのスケジュールや、
衣装や小道具についても詳細を確認しながら進めました。

これからは時間との戦いです。
みなさんそれぞれお仕事や生活と両立しながらになるので大変かと思いますが、
うまく自分で稽古をする時間をつくって、
とにかく一回一回の稽古を大切にしながらやっていきましょう!





【2018/10/1】作品稽古2

さあ10月になりました!
新しいテキストがどんどん追加されています。

前回から引き続き、「ポリフォニック」(多層的・重層的)になるようにテキストを読むことを試しています。
まるで一人の人物が語っているかのように、パートに分けつつも繋がりを持って発する稽古はなかなかハードルが高いです。自分のペースでセリフを発するのではなく、お互いの「呼吸」や「間」を意識しながら全体として成立させる必要があります。
いい感じの時は、全員が同じ意識や方向性を持って流れるようにセリフを発しているのがわかります。その時は観ている側も心地良いです。自然なリズムが生まれています。



2018年9月30日日曜日

【2018/9/26】作品稽古

作品の冒頭部分の稽古をしています。
柳沼が書いたテキストを元にいろんなパターンを試しています。

最近、柳沼が興味を持っている「ポリフォニック」(多層的・重層的な)をテーマに、どの人とどの人との声の重なりが心地良いかなど、ペアを替えながら模索中。
俳優が変わることによって、同じテキストでも全く違うように伝わってきたり、ハーモニーが生まれます。


稽古の終盤ではスタッフワークについても話をしました。
今回の作品ではメンバーの皆さんは俳優以外に、
スタッフ(衣装・小道具・舞台美術・広報)も担当しながら作品を創っています。
作品の輪郭がぐぐっと見えてきました。
何度も言いますが「神は細部に宿る」!
皆さんの手が加わった分だけ、作品に力が生まれてきます。


2018年9月26日水曜日

【2018/9/24】稽古がどんどん進んでいます!

アップの時間に毎回実施している「棒」ワークですが、
二人組から三人組にバージョンUPしました!
二人の時よりもさらに「出す」「受ける」をはっきり相手に伝える必要が出てきます。
大きく「出す」と大きく「受ける」ことになるので、身体の可動域がどんどん広がっていきます。
最初の頃に比べて、皆さんかなり身体がよく動くようになってきました!



作品の稽古では、エチュード創作に向けての稽古をしました。
(※作品の内容に関わるので具体的にどんな稽古をしたかは掲載出来ず申し訳ありません)
今後の稽古でも、本日のように「どうしたらうまくいくのか?」「今のはいい感じだった!」など、お互いに遠慮せずにああだこうだ言いながら、稽古することがとても大事になってきます。



2018年9月23日日曜日

【2018/9/19】取材、そしてテキストを読む

昼間に、作品の舞台となる「とある場所」へ取材に行きました。
烏丸ストロークロックの作品製作では毎回舞台となる場所へ足を運びます。
書籍や映像を調べたりすることももちろん必要なのですが、
参加メンバー全員が一つ場所の景色・空気感・温度・その場所にいる人々の佇まいなどを共有することで、より強固な世界観を創ることが出来ます。
そろぞれが感じたり見たりしたことは直接作品の表側に出てこないかもしれませんが、作品の世界観をしっかりと支えることになります。

夜は冒頭部分のテキストを読み合わせしました。
「冒頭5分でお客さんを作品の世界に引き込みたい」と柳沼も意気込んでいます。


さあ、これから本番まで、テキストが上がってきたり、エチュードで創作したり、衣装や小道具を揃えたり、宣伝をしたり、、怒涛のように続くと思いますが、一つ一つ丁寧に積み上げていきましょう!

2018年9月18日火曜日

【2018/9/17】身体を意識するワーク

今回は身体を意識するワークを行いました。
コーポリアルマイムという、フランスのエチエンヌ・ドゥクルーにより確立されたマイム(言葉を使わない演劇)メソッドの一つを試してみました。マリオネット(木の人形)のように身体を「頭」「首」「胸」「腹」「骨盤」「体重移動」に分け、メソッドに則った方向や角度に各パーツごとに動かしていくことで、彫刻のような立体を作り出していきます。


「椅子に座る」という動きを分解してみました。
何度も何度も自分で試しながら、動きを細分化していきます。
すると、自ずと手の先まで神経が行き渡るようになりました。

2チームに分けて、お互いの動きを見合いっこしました。
ワークをする前の何も意識しないで椅子に座るのと、ワーク後に分解して意識化した上で椅子に座るのとでは明らかに違いが見えました。
意味のない動きがなく、美しい身体がありました。

周りの景色や環境が変わると身体が変わる。
身体が変わると人間の感情が変わる。
常に人間は何かに影響されています。
お芝居をする時も同じです。
相手役や周りのことにただただ反応し続けることが、生き生きとした舞台をつくる上で必要になってきます。

2018年9月17日月曜日

【2018/9/12】エチュード⑥

エチュード6回目。
即興でシーンを創っていますが、演出からの細かな行動や指示が増えてきました。


一つ何か新しいことが増えて、そのことに集中してしまうと、一気に前提となっている周りの景色や状況がおろそかになってしまいます。
これを舞台上でやることはなかなか難しいことです。
ですが、普段人間が日常生活を送っているときは自然に出来ていることでもあります。いろんなことに意識が移ろいでいったり、興味を持ったりします。
客観的に見ていると一目瞭然なんですが、人間の行動としてちょっとおかしいなあと思うと、途端に舞台上の世界観に「?」と違和感を感じてしまいます。
なので、お芝居をしていて迷ったときは「ほんまやったらどうするかな?」「人としてやる行動かな?」という視点に立ち返ると、いろいろ見えてくることが多いです。

次回はどのようなシーンになっているかをチームに分かれてお互いに見合いっこをして、客観的な視点を持つ稽古をしてみます。


2018年9月11日火曜日

【2018/9/10】エピソードを話す

今回は、エチュードでの創作を進めていくにあたり、あるテーマに基づいて、自分の体験談を話すことをしました。心が動いたときのエピソード。「うんうん、あったあった!」と話がわかるんだけど、ステレオタイプではない話がたくさん出てきました。年齢もバラバラのメンバーなので、体験談に出てくる「価値観」がそれぞれの時代を反映していて面白かったです。このエピソードがどのように作品になっていくのか楽しみです!


稽古終わりに集合写真を撮りました。
11月の本番まで頑張るぞ!と気合いを込めて。

劇団わんのTwitterとFacebookページがあります。
これからどんどん更新していくので、よければチェックしてみてください!

Twitter https://twitter.com/gekidanwan
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2018年9月7日金曜日

【2018/9/5】エチュード⑤

8月に入ってから続けている棒のワーク。
お互いのエネルギーを渡しては受けて渡しては受けてを繰り返しながら、自分の身体の可動領域を広げていきます。
稽古の直前までお仕事や生活があり、皆さんそれぞれの時間を過ごして稽古場にやってくることになるのですが、このワークに集中する時間を持つことで、自然と稽古に入っていく身体や意識が向かうようになりました。



エチュードは5回目です。
今回は「場」の中に役割を持つ人を一人おいてエチュードをやってみました。
違う役割を持つ人との関わり方が、劇的になったり誇張したりせず、自然にフラットなやり取りが生まれていてとても良かったです。
ですが、一人の人に意識が引っ張られがちになり、外(景色や光、ほかの人たち)への意識がなくなってしまいます。
自分が「何をやるか」「どう関わるか」に意識を向けてしまうと、すぐに外から見ていてわかるので、その「場」にいない人のようにお客さんからは見えてしまいます。なかなか難しいのですが、「場」に居続けながら、自分発信にならないように常に周りを受け続けることに次回はトライしていきましょう!

 

【2018/9/3】エチュード④

9月に入り、本日から本番まで週2回の稽古となります。
「体調管理も俳優の仕事」ですので、みなさん、くれぐれも気をつけていきましょう!

皆さんのデザインが反映されたチラシの表面が出来上がってきました。テンションが上がりますね。チラシの完成が楽しみです!


今回でエチュード4回目となります。
作品の輪郭が見えてきました!

前回よりも舞台上の世界の中に、「ただそこに居続ける」ことが出来ていました。
皆さんが舞台上で見ている景色の解像度が上がっていました。
普段生きていて、周りの景色が目に入ってきたり、人が近くにいたらその人を認識したりするのと同じような感覚で舞台上にいるように感じました。

皆さんは前回からどのような変化を感じたかはそれぞれだと思います。
あまりうまくいかなかったなあと思っている人もいるかもしれません。
俳優が「うまくいったかも」と思っていても、観ている側には「そうでもない」時が残念ながら多々あります。なので、外側からどう見えているのかを常に判断する人「演出する人」が必要になってきます。
作品はお客様に見てもらって成立するものです。「お客さんからはどう見えているのか?」「お客さんにはどう伝わっているのか?」を意識することも大切になってきます。




2018年8月31日金曜日

【2018/8/31】公演情報!チケット予約開始しました!

本日8/31(金)よりチケット予約がスタートしました!
たくさんのご来場をメンバー一同お待ちしております!!

-----【公演情報】-----

高槻de演劇 秋のプログラム
劇研アクターズラボ+烏丸ストロークロック 劇団わん 第1回公演
『西川高校西棟三階西日直射西角教室』

可愛いとかイタイとか、会いたいとか会えへんとか、愛してるとか愛わからへんとか、勉強してへん実はしたとか、推しが同じとか違うとか、自分を出せとか出せへんとか、本当の自分がおるとかおらんとか、言いながら、笑いながら、泣きながらして、さよなら言ってべつべつに帰って、すぐまたおはようなんて言って会って、弁当食って、赤い夕日が校舎を焼いてることも知らんと、楡と木陰に弾む声を焼いてることにも気づかずに、♪ああああああ〜うちら高校三年生。いまは、西の果てでうたう。

■脚本・構成・演出:柳沼昭徳


■出演:池下香織、石田千都菜、上村けいこ、小林未怜、坂本由美、日髙知枝、竹内香織、AKKO

■日時
2018年11月10日(土)19:00・
11日(日)11:00/15:30
※開場は開演の30分前

■会場
高槻現代劇場 
305号室(〒569-0077 高槻市野見町2-33)

■アクセス
阪急京都線「高槻市駅」から徒歩5分
JR京都線「高槻駅」から徒歩12分
高槻市営バス「阪急高槻駅」から徒歩5分
京阪バス「阪急高槻」(京阪枚方発)から徒歩5分

■チケット料金(全席自由)
一般 1,800円
高槻文化友の会 1,500円
25才以下 1,000円
※チケット完売の場合、当日券は販売しません。

■チケット販売所・問い合わせ
劇団予約 WEB https://www.quartet-online.net/ticket/gekidanwan_1
高槻現代劇場 TEL 072-671-9999(10:00~17:00)
高槻現代劇場 WEB http://www.city.takatsuki.osaka.jp/bunka/theater/calender/1431.html

■劇団わん 問い合わせ先
MAIL gekidanwan@gmail.com
Twitter @gekidanwan
Facebook https://www.facebook.com/gekidanwan/

■スタッフ
演出助手:阪本麻紀 照明:澤雅展 制作:渡邉裕史 オフィスバックヤード 宣伝美術:橋本純司
[主催] 公益財団法人高槻市文化振興事業団
[企画協力] 特定非営利活動法人劇研

<柳沼昭徳プロフィール>
1976年京都市生まれ。近畿大学在学中の1999年に「烏丸ストロークロック」を旗揚げ。以来京都を拠点に各地で演劇活動を行う。社会の抱える不安とそれが及ぼす人々への影響を克明に描く手法が評価されている。近年は各地で演劇ワークショップや市民参加型の創作も多く手がけている。第60回岸田國士戯曲賞ノミネート。第23回OMS戯曲賞ノミネート。平成28年度京都市芸術新人賞受賞。

<高槻de演劇 秋のプログラム>
高槻現代劇場が行う、演劇の創造型事業。秋のプログラムでは、来年度の設立される50歳以上限定劇団の演劇体験講座、高槻現代劇場を拠点に公募で集まった市民の期間限定劇団「劇団 わん」の第1回公演と「水曜の家族」の第4回公演、50才以上限定の「WakuWaku」の第3回公演と劇団「そよ風ペダル」と「恍惚一座」の第6回公演を実施します。

【2018/8/29】エチュード③

前回に引き続き、エチュードで創作を進めました。

とにかく置かれている「場」の外側をイメージすること。
人間は外からの影響で内面や行動や仕草が変わってきます。目で見ているものが遠いのか近いのか、大きいのか小さいのかによって視線が勝手に変わったり、湿度や気温や匂いによって、呼吸や皮膚感覚が変わったりします。
メンバーでシーンの状況(時間帯や温度、風は吹いているのか、外の景色はどうなっているのかなど)を細かく話をして、共有をしてからエチュードを始めました。


前回よりもみなさんの意識が繊細になった気がします。細かいところに目が行くようになり、外の景色や他者を感じる度合いが大きくなりました。
柳沼からは「このエチュードはかなりふんわりしている。正解がない。けれど前回より何か違う感じ方をしたり、毎回毎回更新していってほしい」とのこと。
9月からは週二回の稽古になります。どんどんトライしていきましょう!

2018年8月29日水曜日

【2018/8/22】エチュード②

11月公演の作品づくりと並行して、チラシを製作中です。チラシのデザイナーさんからいただいた原案をもとに、受講生の皆さんへ宿題が発表されました。さて、どのようなチラシになるのか、乞うご期待ください!!


先週に引き続き、エチュード(即興)で作品の土台となるシーンを作りました。30分間近く、ずーーっと「場」に居続けることにトライしました。出来事が起こったり、話が展開したりはしませんが、皆さんが強くイメージを持ちながら舞台上にいるだけで、空気が変わり、圧倒されました。
柳沼からも「残念ながら皆さんがイメージしている細かなところまではお客さんには伝わらないですが、でも圧倒的にイメージして舞台に立っている人は魅力的だし、まずそこでお客さんを惹きつけたいです」とのこと。
次回もエチュードの再々チャレンジとなります。作品の根幹となる部分を創っているので、時間はかかると思いますが、自分を放り込んで、試行錯誤を繰り返していきましょう!


2018年8月21日火曜日

【2018/8/15】エチュード①

作品の種となるシーンをエチュード(即興)で創作しています。

まずはシーンの舞台になる背景のイメージを話しながら共有しました。
ホワイトボードを使って図で描きながら土台になる場所をつくっていきます。
実はこの時間がとても重要です。
この基礎となるイメージがお互いに違っていると、即興で演じるときに齟齬が起こってきます。できる限り細かい部分までイメージの共有が出来ていると、描かれた「場」に説得力が出てきます。


以下、本日の稽古で柳沼からお伝えした内容です。

・何かしようとすると途端に面白くなくなってしまう。
・みんながこの状況に居続けていく中で生まれてくるものを受けていくと良い。
・お芝居を進めようとしなくて良い。
・論理的ではないことが起こっているので、頭で考えない。
・この世界に没入してほしい。

これからエチュードでどんどん創作していきますが、
次回は、まず焦らずに、描こうとしている世界の中で居続けることをトライしていきましょう!

2018年8月12日日曜日

【2018/8/8】作品創作スタート

本格的に11月公演の作品についての創作が始まりました。
作品の内容にについては詳しくはこのブログではお伝えできないのですが、どういう段階を経て作品が創られていくのかを掲載していきたいと思います。

毎回稽古場でお借りしている部屋の前に看板を置いてくださっているのですが「高槻アクターズラボ」から「劇団わん」に変わっていました!高槻現代劇場さん、ありがとうございます!



今日は作品の構造の話をしました。
日本の芸能に通じる「序破急」をもとに作品を構成しようということになりました。
「起承転結」は論理的に「何が言いたいのか?」を結論づけるために使われますが、
状況の変化をあらわしていく「序破急」の構造をもとに作品をつくると面白いものが出来るだろうという考えからです。

エチュードによって立ち上げていく部分・台本で構成やセリフが創られていく部分、この二つの創作方法によって進めていきます。

最後にみんなで一つの曲を聴きました。普段なかなかじっくり耳を傾けて一曲に集中して聴くことはないと思うのですが、今回の作品の空気感を皆さんと共有できてとても豊かな時間でした。「共有」することをどんどん増やしていくことが、より強度のある作品になっていきます。





2018年8月2日木曜日

【2018/8/1】制作レクチャー

本日は今回の公演の制作を担当いただく渡邉裕史さんに「制作レクチャー」と題して、公演までに必要な制作の役割や仕事についてお話していただきました。

まず最初に「制作って何する人?」という問いからスタート。
それぞれイメージする制作のお仕事について自由に話していきました。票券管理・いろいろ手配する人・いろいろ段取りする人・練習場所を確保する人・広報・チラシやポスターを作る人・予算の管理・宴会の手配をする人、、様々な意見が出ました。


その後に「劇団わんの公演の目的」について話し合いました。
今までの講座では創作するワークが中心だったので、どんな公演にしたいかをお互いに話すのは初めてでした。個々のスキルUPなどの意見もありましたが、いい作品を創りたい、たくさんのお客さんに来てほしい、お客さんに観終わった後に深いため息(いい意味で)をついてほしいなどの話が出ました。

渡邉さんからも「お客さんがいてこそ公演が成り立つ」というお話があり、広報や集客についても話し合いました。普段、自分たちはどういう経路で公演の情報を得ているのかをとっかかりに、自分たちで出来る広報の手段を探しました。
今回の制作レクチャーで、それぞれが公演に向けて何ができるかを考えるきっかけになったと思います。さあ、具体的に動いていきましょう!!




2018年7月28日土曜日

【2017/7/25】作品に向けて

7月最後の劇団わんのワーク。

先日作品のことも決まり、ここからいよいよ作品づくりが始まります。

【一緒に動くワーク】
     
ずっと続けていた、お互いで感じあって動くワーク。
今までは二人、または三人で行ってきましたが、今日は全員で行ってみます。
少人数と違って「お互い」ではなくもっと周囲に感覚を広げます。
舞台上にいる誰かに敏感に反応していきます。「はやさ」「長さ」「距離」「フロアパターン」「まね」「反応」が実はこの今までやってきたワークの要素でした。
それをまず分けて実施してそのあっとそれを「全部同時」に行います。
全員だと難しいと感じがちですが、あまり頭で考えないで直感的に周囲に反応します。
この全員を感じあってる、反応しあえる状態が舞台上に必要に状態です。

【作品について】
そして作品づくり開始です。まずはデッサンの作業と同じく。あるものについてやってみます。一体これは?

2018年7月25日水曜日

【2018/7/18】いよいよ11月公演に向けて作品創りスタート!

いよいよ11月公演に向けての作品創りが本格的にスタートしました。

まずは作品のタイトルが決定しました!
『西川高校西棟三階西日直射西角教室』



メンバーからどよめきが(笑)
どんな話になるのか非常に楽しみなタイトルです。

次に作品のタイトルから連想することを自由に話し合いました。
今回の作品は柳沼が書いてきた脚本を上演するのではなく、メンバーの皆さんと一緒に話し合いしながら一緒に創り、立ち上げていきます。



なので、皆さんの一挙手一投足が形になり、作品に繋がっていきます。
「受け身」ではなく、どんどん意見やアイデアを放り込んでいきましょう。
いろんな立場の人の考えや見方が作品を豊かにしていきます。

次回は、作品に登場する人物たちを各自で考えて立ち上げてみます!