2018年10月23日火曜日

【2018/10/17】作品稽古5

新しいシーンが追加されました。会話が中心のシーンです。
普段、日常で何気なくやり取りしている会話が、「文字」になると途端にぎこちなくなってしまいます。少し大袈裟になってしまいます。
だからと言って、日常的にし過ぎると「声が聞こえない」「やり取りが小さすぎてお客さんまで届かない」などのようなことが起きてしまいます。この絶妙な加減を俳優と演出は調整しています。俳優自身はなかなか外からどう見えているかわからないので演出が外側から判断して擦り合わせていきます。とても大事なことです。本番の会場によっては声の響きかたやお芝居の見え方が全く違うので、会場ごとに細やかな調整をします。
もう一つ大事なことがあります。台詞を話していないときの舞台上での佇まいです。
どうしても会話に集中しがちですが、日常では会話をしながら違う作業をしていたり、その場にいる全員が会話に注目していない時も多々あります。台詞を話していないときの振る舞いが非常に重要です。その人物がどんな人間性を持っているか、振る舞いからお客さんはいろいろと想像します。
まずは大まかな流れを整理して、台詞を入れましょう。台詞から解放されたら、自分がどのようにその場にいるのかを考えていきましょう。



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