新生活に入って、皆忙しく動き回るなか、今夜も芝居の稽古です。
参加メンバーそれぞれ当たり前ですが、「生活」をしながら、参加しています。
そんな日常を切り取るようなデッサンのワークは今日で最後です。
今回も一つ簡単なワークを紹介します。
【1、2、3】
二人一組でまずは向かい合って、1から3までカウントします。二人なのでもちろんカウントがずれていきます。一瞬ややこしくなるのですが、集中してやればそんなに難しくありません。次はどんどんスピードを上げていきます。少し難しくなります。
次は2のカウントの代わりに手を叩く、3のカウントの代わりにジャンプする、など動作を加えていきます。すると、とたんに難しくなります。
感覚の体操と言ったところでしょうか?慣れると身体でついていけるようになります。
舞台上では次々にミッションがやってきます。セリフ、動作、照明の変化、音響の変化。感覚的になっていないと、何度もやっているシーンでも取りこぼすことが多々あります。
常にアンテナを張るためのトレーニングです。
そして今回の本題です。「街で見かけた人」をデッサンして演技します。
前回と同じ人を今回もやってみます。皆、色々と稽古や考えたあとが見られました。
どれも笑い声が起きる出来栄えでした。
演技を客観的に隅々まで見るのはとても難しいです。
今回は「街で見かけた人」のどこがおもしろかったか、興味があったかという一点を「豪華」(強調)して演技するというのがポイントでした。自分では豪華にしたつもりでも、お客さんには伝わらないということも多いです。
今回は柳沼からの演出も少し入りました。例えば立ちかた。オーバーに足を交差して立つという演出が出ました。やってる方としては「え?そんなに?」と思うのですが、実際に舞台に立つと観てる方はすんなり受け入れられます。
そうなって初めて「表現」になります。
お芝居をしていく上で観察する目を養うのはとても重要な事です。
これからも多用していくことになるはずです。
次回からは公演をどういう作品にするかを、少しづつ決めていきたいと思います。
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