劇団わんの稽古、
今回と次回は烏丸ストロークロックの阪本麻紀が代講でお送りします。
さて間もなく公演に向けたクリエーションに入っていきますが。
その前に何を大切にするかポイントを抑えつつ、全員で一つのシチュエーションを作ってみます。
テーマは「エレベーターに乗り込む」
ただエレベーターに集まってきて乗り込む。
これをいかにリアルに違和感なくまずはお芝居できるかを何度も試します。
最初はエレベーターのサイズがおかしかったり、壁から明らかにはみ出ていたり
違和感が大いにありましたが、
実際に高槻現代劇場に有るエレベーターを確認してみたり、
普段乗ってるときはどういう感じになっているかを思い出してみたり、
それぞれのイメージをすり合わせてやってみると、どんどんとリアルなエレベーターがそこに立ち現れます。
そこにそれぞれの状態、急いでる、お腹が痛い、暑い、寒いなどを盛り込み、
そのそれぞれの変化にそれぞれ反応して、お芝居の世界で「生きている状態」を作っていきます。
最終的に出来上がったエレベーターはかなり日常の風景に近いものが出来上がりました。
演劇はリアルにやることだけでは成立しませんが、リアルをすっ飛ばしても成立しません。お芝居の芯になる部分を皆で共有するがまずは大事なのです。
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