2018年3月15日木曜日

【2017/1/31】「千日の瑠璃」を読む

早いもので2018年も一ヶ月が経ちました。
1月31日、皆既月食の夜でした。

今日は身体を温めるのと感覚を開くのに「歩く」ワークをしました。
ただ部屋を縦横無尽に全員で歩くだけなのですが。

ポイントとして実際の舞台を意識して歩きます。お客さんが観ているので
あまりキョロキョロしたり、咄嗟に動く事は駄目です。あくまで平静を装いながら。
部屋の中を人にぶつからないように歩きます。

そして次に空間をできるだけ埋めるように歩きます。
部屋の片側に人が集まったりぽっかりとスペースが空かないように中尉して歩きます。

次にすれ違う人と目を合わせて行きます。
次にすれ違う人の肩の触れます。
次にすれ違う人と両手を合わせます。
次にできるだけ人と人の間を通ります。

こんな感じでやることは変わりますが、基本的に空間を埋めるように歩きます。
そして全員で速度を落として一緒に止まります。それから一緒に動き出します。そしてまた止まります。

実際に舞台上では色々な事をしなければなりません、何かを演じながら、しかも台詞を言いながら。様々な段取りなどをこなします。
ウォームアップや感覚を研ぎ澄ますだけじゃなくそのための訓練にもなります。

そこから発声、お手玉のワークをして、



















今回はテキストを読んでいきます。
選ばれたのは、丸山健二著の「千日の瑠璃」。その名の通り千日間の物語、その毎日が森羅万象、様々な物や現象の視点で語られていきます。
読んでみたのはその最初の5ページ。風、闇、棺、鳥かご、ボールペンの視点で語られていきます。

今日は単に声に出して読むだけでしたが。これから大切にするのはいかにイメージして読むか。
この「千日の瑠璃」ですがとてもイメージしがいのある本で、豊かな表現が盛りだくさんなのです。

さて実際に台本を読む時には自分が体験したこともないような事や、見たことがないものが出てきます。
それを演技する時に実際に知ってるか知っていないかで演技は変わってきます。

到底現実ではありえないようなことが台本には書かれている場合もあります。けどそれについて演じる側は「こういう事かな」とイメージすることは出来るのです。

俳優の作業はひとまずそれです。いかに自分に近づけるか、その作業を怠ってはいけません。

次回までにじっくりと一言一言イメージしてきてもらって、次はテキストをもう一度読み直してみます。

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